タイ市場での販路開拓やビジネス拡大を目指す企業にとって、ホームページを活用したマーケティングは欠かせない戦略の一つです。しかし、「どんな制作会社に依頼するのがベスト?」「選ぶ際にはどんな基準で確認すべき?」といった疑問を抱える方も多いのではないでしょうか。
本記事では、タイでのおすすめホームページ制作会社5社を厳選してご紹介します。さらに、制作会社選びで失敗しないための5つの重要な選定基準や、見積もり時に確認すべきポイントについても詳しく解説します。これからタイ市場での成功を目指す方は、ぜひ参考にしてください!
◆目次
Toggleホームページ制作会社を選定するための基準
ポイント1:制作費用
タイでは、制作会社選びにおいて、低価格から高価格帯の様々な品質のWeb制作サービスを提供する企業が幅広くあります。その選択肢の多さから、制作会社選定に時間がかかってしまうこともしばしば。
低価格=低品質というケースもありますが、Web制作コストは「誰が、何人で、何を、どこまで企画して、作るか」で大きく変動します。低価格帯のサービスでも、自社が求めるサービス内容やクオリティにあったサービスもあるため、費用対効果を見極めるために、自社が何を重視したいのかを今一度検討しましょう。
・デザイン(テンプレート or オリジナル)
・企画・戦略設計のクオリティ
・高度な機能の有無(特別なカスタマイズ等)
・Webページ枚数
・言語数
一般的にはこれらの項目によって、見積もり金額が左右されます。
企画・戦略設計のクオリティやデザイン性を求める場合は、見積もり金額が高くなる傾向にあります。
ポイント2:サービス内容
ホームページ制作会社が提供するサービスは、Web制作やデザイン、システム開発にとどまりません。公開後の運用を見据えたSEO対策やマーケティング支援、さらには現地市場に合わせた翻訳サービスなど、多岐にわたります。
自社が今後展開したいマーケティング施策(例:SEO強化、広告運用、コンテンツ制作)に対応できるか?
を軸に、その制作会社にて提供できるサービスが、自社の業種や市場ニーズに合致しているかを確認することが重要です。
ポイント3:ホームページ公開後の保守
公開後の保守サービスが可能かどうかも確認することが重要です。基本的は可能であることがほとんどですが、どんな作業、どんあ依頼にどれくらい追加料金がかかるのかを事前に確認しておきましょう。
ポイント4:ホームページ運用支援
ホームページ公開後には、商品情報の更新やプロモーションページの追加など、スピーディな対応が必要となります。制作会社のレスポンスの速さ、依頼の方法、支援料金なども確認しておきましょう。
ポイント5:自社の相性
最終的には、制作会社(担当者)との相性が決めてになるのではないでしょうか。今後、ホームページを公開した後は、数年単位でその企業と付き合いを行います。依頼主の業界や業務への理解度、解像度が高い会社であれば、依頼する側の負担が減ります。
現在、タイ市場では、デジタルマーケティングの競争が激化しています。ホームページを「作って終わり」ではなく、継続的に収益を生むマーケティングツールとして活用するためにも、単なるWebサイト制作会社選びではなく、現地での成功を後押しする重要なパートナー選びが求められます。
タイのホームページ制作会社まとめ
タイでホームページ制作を対応する会社を厳選してまとめています。
選定基準として、Webデザインをオリジナルかつ、ディレクションに定評があり、品質とコストのバランスの優れたWeb制作会社をピックアップしております。
(制作後のWebマーケティング支援も実施可能)
- デジマネ
- イー・バード タイランド
- MIRAI WEB
- イーポイント タイランド
- Gear8 タイランド
個別でも紹介しますので、ホームページ制作の依頼を検討している方は、ぜひ参考にしてください!
1. デジマネ
デジマネは、BtoB企業のホームページ制作に強みのある制作会社です。ホームページ制作から運用代行までをワンストップで対応しています。
初期費用・制作費用・解約費用なし、月額9,800円からの月額定額制(サブスク型)でホームページを制作&運用代行を提供しています。ホームページデザインもオリジナル、制作後の修正も無料で実施など、制作と保守サポートが一体となっており、安心して依頼ができる制作会社の1つです。
2. イー・バード タイランド
イー・バード(タイランド)は、日本とタイを拠点に、アジアへ事業展開するWEB制作会社です
19年以上のWeb制作経験を活かし、現地のトレンドを反映させたホームページ制作を提供。製造業や観光業など多様な業種での実績があり、モバイル端末向けのサイト制作や多言語展開にも対応しています。
3. MIRAI WEB
MIRAI WEBは、多彩なプラットフォーム(CMS)でのWeb制作サービスを得意としたWeb制作会社です。
WIXを使用した制作のお手軽スマートプランは、平均予算50,000THB〜150,000THB(約20万円〜60万円)。WordPressを活用したビジネスプランは、180,000THB〜500,000THB(約80万円〜200万円)。0ベースで製作可能なカスタマイズプランなどから選択が可能です。
4. イーポイント タイランド
イーポイントタイランドは、ウェブサイト制作をメインに、各種印刷物の制作など多種多様な広告物のデザイン制作まで可能な会社です。
日本人スタッフ、日本語の話せるタイ人スタッフが常駐し、丁寧なヒアリングをもとに最適な形で提案内容を組み立て、提案型のソリューションを実施しています。
5. Gear8 タイランド
Gear8タイランドは、2016年にタイ現地法人として設立されたデザイン力に定評がある制作会社です。
1ページ型のサイトで200,000 THB〜(約80万円〜)。10ページ以上のコーポレートサイトで400,000 THB〜(約160万円〜)。などクライアントのニーズに応じたプランが用意されています。いずれもスクラッチ(0)からの制作でオリジナルサイトの構築が可能です。
ホームページ制作見積もりの必須確認ポイント
安すぎる見積もりに注意!発注前には見えないコストとは?
意外と見過ごされるのが「依頼主自身の作業負担」や「制作会社とのやり取りにかかる時間や労力」です。これらは価格からは見極めにくいですが、特に安すぎる見積もりであった場合には、依頼後の進め方、段取りなどをしっかり確認するようにしましょう。
良い結果を得るためには、ホームページ制作は、依頼主と制作会社が協力して進める必要があります。しかし依頼主の積極的な関与が必要ではあるものの、制作されるホームページの質は、最終的には制作会社の担当者(Webディレクター)のプロジェクト管理の能力に左右されます。
そして、Web制作会社の見積もりにおいて、ディレクション費用(Webディレクターがプロジェクトの工程管理やWebノウハウを提供する費用)が大半の利益を占めます。つまり、価格が異常に安い場合は、制作プロジェクトを依頼主が引っ張る(ディレクション費用がない)前提にある。ということがほとんどです。
▼価格別・Web制作サービスの特徴
費用帯 | 要点 | 対応内容 | 注意点 |
---|---|---|---|
50万円以下 | ・依頼主が主体的に動く必要がある | ・企画・設計は依頼主が担当 ・デザイン・コーディングのみ外注 ・テンプレート中心の制作 |
・依頼主がディレクションを行う必要あり ・カスタマイズが制限される場合がある |
50〜100万円 | ・最低限の制作依頼が可能 | ・必要最低限のデザイン ・注文内容に沿った設計・制作 |
・デザインの質や保証を担保する体制の確認が必要 |
100〜200万円 | ・制作全体を任せられる | ・制作全体を任せられる範囲のサービス | ・制作の目的や課題を明確にしておく必要あり |
200万円以上 | ・企画から全て一貫して依頼可能 | ・企画から制作まで一貫して依頼可能 | ・高額なため、丸投げはリスクあり ・制作内容をしっかり精査する必要がある |
デザインはテンプレートorオリジナルか?
Web集客やブランディングを目的として、企業サイトを制作するのであれば、オリジナルデザインをお勧めします。
Web制作会社の観点から見ると、過去に活用したテンプレートを活用することで、かなりの工数削減ができ、価格に還元できます。しかし、オリジナリティは失われ、せっかくのWeb制作に費やしたコスト(費用や労力)が無駄になってしまうケースを多々見てきました。
もし単なる名刺がわりのホームページが必要であれば、テンプレート制作は安価に制作可能ですので非常に有用です。しかし、激安・格安を売りにし、あたかも「ほぼ」オリジナルであり、「過去の顧客は」成果がでていると謳う企業にはご注意ください。
ホームページ制作においては、デザインだけでなく、依頼者の目的に合った設計が必要不可欠です。特に、ビジネスの成長に寄与するWebサイトを目指すのであれば、公開後の運用のしやすさも考慮する必要があります。
公開後が重要!Web集客や運用代行の支援はある?
一見魅力的に見える価格でも、公開後の保守費用や修正料金は高額である可能性もあります。見積もりの内容を詳細に確認し、アフターコストについても確認し、事前に把握しましょう。
また 公開後にはホームページを管理するために利用しているWordPress(CMS)やプラグイン等のアップデートも必要になります。ホームページを運用すると、このような技術的な対応が随所で必要になります。
一般的には制作会社と長期的な「メンテナンスサポート」という名目の契約を結ぶケースが多いです。
加えて、公開後のSEO対策や広告運用は、ホームページの成功を左右します。特にタイ市場では、現地の検索トレンドに合わせた施策が重要です。この辺りの運用支援が充実した制作会社を選ぶのも重要になります。