ベトナム市場への進出を検討する企業や現地での販路開拓を行う企業にとって、ホームページを活用したマーケティング活動は重要な施策の一つです。しかし、どの制作会社を選ぶべきか?どのような基準で判断すればよいのか?と迷うことも多いでしょう。
本記事では、ベトナムのホームページ制作会社5社を厳選して紹介します。また、制作会社を選ぶ際に押さえておきたい5つの選定基準や見積もり時の確認ポイントも詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください!
◆目次
Toggleホームページ制作会社を選定するための基準
ポイント1:制作費用
当然ながら制作費用は、制作会社を選ぶ際の大きな基準です。ベトナムでは、ローカル制作会社の低価格なサービスから、日本品質を提供する日系企業まで幅広く選択肢があります。
ただし、低価格を理由にクオリティが劣るケースもあるため、費用対効果をしっかり見極めましょう。一般的には以下の項目によって、見積もり金額が左右されます。
・デザイン(テンプレート or オリジナル)
・企画・戦略設計のクオリティ
・高度な機能の有無(特別なカスタマイズ等)
・Webページ枚数
・言語数
ポイント2:サービス内容
ホームページ制作会社のサービス内容は多岐にわたります。単なるWeb制作やデザイン、開発だけでなく、公開後のSEO対策、マーケティング支援、翻訳サービスなどがあります。公開後に自社fが取り組みたいマーケティングを対応できるか?自社のニーズに合ったサービスを提供しているか?を軸に確認してみましょう。
ポイント3:ホームページ公開後の保守
公開後の保守サービスが可能なのかも重要です。特にベトナム市場では、現地の技術サポートやトラブル対応が迅速に行える制作会社を選ぶことで、運用面での不安を解消できます。
ポイント4:ホームページ運用支援
運用支援には、ページ修正や更新代行、広告運用、データ分析などが挙げられます。現地でのマーケティング施策を考慮すると、これらの支援を提供する制作会社は心強いパートナーになります。
ポイント5:自社の相性
最後には、制作会社(担当者)との相性も重要です。コミュニケーションのスムーズさや依頼主の業務への理解度は、ホームページ制作プロジェクト成功の鍵を握ります。
ベトナムのホームページ制作会社まとめ
ベトナムでホームページ制作を対応する会社を厳選してまとめています。
選定基準として、Webデザインをオリジナルかつ、ディレクションに定評があり、品質とコストのバランスの優れたWeb制作会社をピックアップしております。
(制作後のWebマーケティング支援も実施可能)
- デジマネ
- フォイスベトナム
- アビリブベトナム
- ベトライ
- アライブベトナム
個別でも紹介しますので、ホームページ制作の依頼を検討している方は、ぜひ参考にしてください!
1. デジマネ
デジマネは、BtoB企業のホームページ制作に強みのある制作会社です。ホームページ制作から運用代行までをワンストップで対応しています。
また特徴的なのが、月額定額制(サブスク型)でホームページを制作&運用代行を提供しており、初期費用・制作費用・解約費用なし、月額9,800円から利用可能です。デザインもオリジナルデザインでホームページ制作でき、安心して依頼ができる制作会社の1つです。
2. フォイスベトナム
フォイスベトナムは、ベトナムでの制作実績も豊富で、現地マーケティングに対応した多言語サイト制作を提供しています。
テンプレートを活用した安価なWeb制作やチラシ、パンフレットの制作にも対応しており、クライアントののビジネスニーズに合わせて幅広いサービスを提供する制作会社といえます。
3. アビリブベトナム
アビリブベトナムは、創業25周年となる老舗のWeb制作会社です。
日本本社をベースにベトナムだけでなく、台湾などグローバル展開をしており、様々な視点でのWeb提案が得意としています。
4. ベトライ
ベトライは、ベトナム市場に特化したWeb制作サービスを展開しています。
日本国内のノウハウを活かしたWeb制作をベトナムで提供しており、ベトナム語や英語のサイトはもちろん、ベトナムならではのマーケット事情を考慮したWebサイト設計に強みがあります。
5. アライブベトナム
アライブベトナムは、デザイン力に定評がある制作会社です。
企業のブランド価値を引き出すホームページ制作を得意としていて、クライアントの価値を向上させるために、常に真摯で誠実にクライアントと向き合い、長期的に良好な関係を維持することを重視した制作会社です。
ホームページ制作見積もりの必須確認ポイント
安すぎる見積もりに注意!発注前には見えないコストとは?
意外と見過ごされるのが「依頼主自身の作業負担」や「制作会社とのやり取りにかかる時間や労力」です。このような価格からは見えないコストにも目を向けることが重要です。特に安すぎる見積もりであった場合には、依頼後の進め方、段取りなどをしっかり確認するようにしましょう。
ホームページ制作は、依頼主と制作会社が協力して進める共同作業です。良い結果を得るためには、依頼主の積極的な関与が必要ではありますが、最終的には制作会社の担当者(Webディレクター)のプロジェクト管理の能力に左右されます。
つまり、依頼主が的確な指示を出せるか否かで、総合的な制作コストと完成度が決まる。と考えて良いです。もし依頼主側がWebの知識がない場合であれば、制作会社の担当者(Webディレクター)が制作を引っ張れるかどうかが鍵になります。
そのため、制作範囲を明確にし、「どの作業を自分たちで行い、どの部分を制作会社に任せるか」を事前に確認しましょう。制作が進むと、ページの確認や修正の指示といった作業も追加で発生します。
これらを最小限に抑えるためにも、事前にしっかりとした打ち合わせを行い、修正や追加対応が少なくて済む制作会社を選ぶことが理想です。制作全体の流れを見据え、無駄の少ない効率的な進め方を意識することで、最終的に満足度の高いホームページが仕上がります。
▼価格別・Web制作サービスの特徴
費用帯 | 要点 | 対応内容 | 注意点 |
---|---|---|---|
50万円以下 | ・依頼主が主体的に動く必要がある | ・企画・設計は依頼主が担当 ・デザイン・コーディングのみ外注 ・テンプレート中心の制作 |
・依頼主がディレクションを行う必要あり ・カスタマイズが制限される場合がある |
50〜100万円 | ・最低限の制作依頼が可能 | ・必要最低限のデザイン ・注文内容に沿った設計・制作 |
・デザインの質や保証を担保する体制の確認が必要 |
100〜200万円 | ・制作全体を任せられる | ・制作全体を任せられる範囲のサービス | ・制作の目的や課題を明確にしておく必要あり |
200万円以上 | ・企画から全て一貫して依頼可能 | ・企画から制作まで一貫して依頼可能 | ・高額なため、丸投げはリスクあり ・制作内容をしっかり精査する必要がある |
デザインはテンプレートorオリジナルか?
Web集客やブランディングを目的として、企業サイトを制作するのであれば、オリジナルデザインをお勧めします。
やはり企業の顔となるホームページなので、テンプレートだと他社とデザインが被ってしまうのは避けた方が良いと感じます。もちろんオリジナルデザインは、テンプレートに比べると高コストになりがちですが、企業のブランディングを実施していくには効果的です。
例えば、WordPressでテンプレートを活用したホームページ制作の場合、費用相場は約30万〜50万円が一般的な費用となります。しかし、手頃な価格が魅力でテンプレートデザインを選択したものの、「もう少し独自性を出したい」「動画機能を追加したい」などの要望が増えた結果、カスタマイズ費用が発生し、総額が高くなる場合もあります。
公開後が重要!Web集客や運用代行の支援はある?
一見魅力的に見える価格でも、公開後の保守費用や修正料金は高額である可能性もあります。見積もりの内容を詳細に確認し、アフターコストについても確認し、事前に把握しましょう。
また 公開後にはホームページを管理するために利用しているWordPress(CMS)やプラグイン等のアップデートも必要になります。ホームページを運用すると、このような技術的な対応が随所で必要になります。
一般的には制作会社と長期的な「メンテナンスサポート」という名目の契約を結ぶケースが多いです。
加えて、公開後のSEO対策や広告運用は、ホームページの成功を左右します。特にベトナム市場では、現地の検索トレンドに合わせた施策が重要です。この辺りの運用支援が充実した制作会社を選ぶのも重要になります。